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社会福祉士レポート実例 相談援助の理論と方法 相談援助における社会資源の活用・調整・開発について論じなさい 述べなさい

社会福祉士通信レポート実例
相談援助の理論と方法

 私が、社会福祉士国家試験受験資格取得のために受講した社会福祉士一般養成課程(通信課程)で、実際に提出したレポートです。
 『相談援助の理論と方法』の課題、「相談援助における社会資源の活用・調整・開発について論じなさい」(2018年7月)

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科目名/相談援助の理論と方法

課題/相談援助における社会資源の活用・調整・開発について論じなさい

点数/90点 評価/優

 社会資源(物的資源・人的資源・情報的資源・関係的資源など)とは、人々の社会生活上のニーズや問題解決を目的として活用される人材や物質・制度などの総称である。社会資源による支援には、行政や社会福祉施設、各専門職などによるフォーマルなものと、家族・近隣・ボランティアなどによるインフオーマルなものがある。クライエントのニーズは多様であり、かつ流動的なものである。一方、社会資源は、機能的にも量的にも範囲が限定されている。そのため、クライエントのニーズに合わせて適切な社会資源を選び、意図的に効果的に活用し、場合によっては調整・開発することが必要となる。
 クライエントは様々な生活上の困りごとを抱えている。ワーカーは、クライエントの持つ様々な力に目を向け、クライエントの内的資源を援助に生かすことが必要になる。クライエントの内的資源を見つけていくためには、熱望・能力・自信などに着目することが有効である。熱望・能力・自信のうち、クライエントの能力とは、「技能・才能・素質・熟達・知識」であり、クライエントの生理面・心理面・社会面のすべてにおいて潜在している。ワーカーはクライエントの能力を見つけるために、クライエントの生活の様々な側面に光を当てていくことが必要である。さらに能力は、クライエントの独力でできることだけではなく、「こういった条件が整えばできる」という見方をしていくことも大切である。ワーカーは、できるための条件を考えながらクライエントの能力を把握していく。
 ワーカーは社会資源とクライエントをつなぐ仲介役を果たす。そのために、地域にある様々な社会資源について知識を持っておくことが必要になる。それは単に資源があるということを知っているだけでは不十分で、個々の社会資源に対して、アセスメントを常にしておくことが必要である。また、クライエントが利用する社会資源が複数の場合、それぞれのサービス提供機関・支援者が多職種チームとして機能するよう調整を図る必要がある。
 社会資源は、地域に必ずしも潤沢に用意されているとは限らない。そのような場合には、社会資源の開発が重要になる。社会資源は、クライエントのニーズを満たすためだけのものではなく、地域住民の生活資源でもある。そのため、社会資源の開発や調整には、地域にある施設やサービスと住民とが共生していこうとする意識の形成が不可欠となる。開発は、一人のクライエントのニーズを充足させるだけではなく、新たなニーズの発見にもつながる。また開発をするという行為は、その過程を経て、地域住民や地域の機関等が連携するための機会ともなる。そのためにワーカーには、日ごろから地域の様々なネットワーク、組織とかかわりをもち、関係を構築していくことが求められる。ワーカー自身も社会資源の一つであることを自覚し、積極的にネットワークを広げる視点が必要なのである。

〈参考文献〉
『相談援助の理論と方法Ⅰ・Ⅱ』 中央法規出版
『社会資源開発を進めるうえでコミュニティソーシャルワーカーが大事にすべき6つの視点』 沖縄県社会福祉協議会

〈次回予告〉
『障害者に対する支援と障害者自立支援制度』
「改正障害者基本法」が掲げる「共生社会」を実現するための福祉専門職が果たす役割について述べなさい

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