はじめちゃんの介護

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社会福祉士レポート実例 現代社会と福祉 福祉サービスと援助活動について述べなさい

社会福祉士通信レポート実例 現代社会と福祉

 

 私が、社会福祉士国家試験受験資格取得のために受講した社会福祉士一般養成課程(通信課程)で、実際に提出したレポートです。

 『現代社会と福祉』の課題、「福祉サービスと援助活動について述べなさい」(2018年11月)。

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科目名/現代社会と福祉

課題/福祉サービスと援助活動について述べなさい

点数/80点 評価/優

 わが国における社会福祉の基本原理を支える日本国憲法第25条は、生存権を規定する。社会福祉援助の専門職は、すべての人に保障されている生存権の実現のために、福祉サービスと、これを求める利用者との橋渡しを目的的・意識的に遂行しながら、利用者の生活課題の解消・軽減・除去に向けて利用者自身が向かい合えるように働きかける機能を持つ。
 ソーシャルワークを行う際の原則として、バイステックの7原則は、先ず理解しておかなければならない原則である。バイステックによると援助関係とは、ワーカーとクライエントとの間で生まれる態度と感情による力動的な相互作用であり、クライエントが自分との間により良い適応を実現してゆく過程を援助する目的を持つものである。つまり援助関係を形成する目的は、クライエントが安心感を持って援助過程に参加できる雰囲気や環境をつくることである。バイステックは、援助関係の形成方法として次の7つの原則をあげた。①個別化、②意図的な感情表現、③統制された情緒関与、④受容、⑤非審判的態度、⑥クライエントの自己決定、⑦秘密の保持。
 次に、生態学的・システム的な視点においては、人と環境における相互作用を重視する。人と、その人を取り巻く社会環境の双方を全体的に捉え、生活困難をもたらす要因がどこにあり、それがどのような関係にあるのかを見定め、そのうえで、その人が社会環境に働きかける対処技能を高めると同時に、社会環境の応答性を強化する、というように両者の相互作用を改善するための援助活動を展開するという考え方である。生態学的・システム的な視点を活用することにより、問題が何と何との相互の関係があって成立しているのかを確認できれば、問題をその人個人の「病理」にすることなく、個人への対応と同時に、ソーシャルワーカー自身の対応も含めた環境の調整を同時に検討することが可能となる。
 また、クライエント独自の歴史性、その人の主観的な感情やスピリチュアリティな側面からの生活把握という課題に対しては、エンパワメントとストレングス・モデルがある。
 エンパワメントとは、利用者が自らの力で様々なことを決定し、決定したことを実行することができ、さらに成し遂げたと感じることができる状況をつくり出すことを指す。
 ストレングス・モデルの考え方は、人は潜在的に強さを持っているが、様々な理由により強さを発揮することができない状態にあると考え、その人の強さを活用していくことにある。「病理」に焦点を当てるのではなく、障害等があっても自身のことはその人自身が最もよく知っているとし、その強さを活用することによって、その人が自分の生活スタイルに基づいて自分で判断し決定することができると考える。支援する専門職には、その人の長所・持ち味・特性・潜在能力・資源などの強さに注目し、その人が自分の強さを活用できるようにすることが求められるのである。

〈参考文献〉
『現代社会と福祉』 中央法規出版
『社会福祉概論』 西村昇・日開野博・山下正國 中央法規出版
『現代福祉学入門』 杉山博昭 時潮社

〈次回予告〉
『相談援助の理論と方法』エンパワメントの意義と原則と実践過程について述べなさい

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