社会福祉士レポートの書き方 述べなさい型レポート
社会福祉士通信課程のレポート課題に取り組まれている方、お疲れさまです。
レポート作成たいへんですね。
今日は、具体的にレポートの書き方について綴って行きたいと思います。
レポート課題の意図を理解する
レポートを書きはじめる前にしなくてはならないことは、課題の意図を理解することです。
レポートの記述内容が、課題とずれていては評価を与えられませんので、しっかりと課題の意図を理解してから書きはじめる必要があります。
レポート課題には大きく分けて2つの型がある
レポート課題の出題形式には、大きく分けて2つの型があります。
それを私は次の2つにまとめます。
①述べなさい型(説明しなさい型)
述べなさい型は、私の実例で例えると、「更生保護制度の概要を述べなさい」という課題が述べなさい型にあたります。
「述べなさい」や「説明しなさい」ということが課題で求められています。
②論じなさい型
論じなさい型は、私の実例で例えると、「相談援助の面接技術について論じなさい」という課題が論じなさい型にあたります。
「論じなさい」ということが課題で求められています。
述べなさい型と論じなさい型で何が違うのか?
①述べなさい型と②論じなさい型では何が違うのでしょうか?
①述べなさい型(説明しなさい型)
述べなさい型(説明しなさい型)では、その事について述べることが求められます。
「述べる」には、「言葉で言い表す」という意味がありますから、例えば「更生保護制度の概要を述べなさい」という課題なら、更生保護制度について言葉で言いあらわすことが求められます。つまり、更生保護制度について言葉(文章)で説明することが求められるのです。
もちろん、「述べる」という言葉には、「考えを述べる」という意味も含まれますから、自分の考えを含めても構いません。しかし、考えを述べなくても不正解ではありませんので、わざわざ課題を難しく解釈する必要はありません。
述べなさい型の課題の場合は、その事について説明するだけでも課題から外れてはいませんので問題は無いはずです。
②論じなさい型
論じなさい型では、その事について自身の思考・意見など、自身の意見やソーシャルワーカーとしてどうあるべきか、といった問いに対する答えが求められます。
ですから、述べなさい型のように、その事について説明しただけでは課題の意図に答えていないことになります。
説明したうえで、その事に対する自身の考えやソーシャルワーカーとしてどうあるべきかといったことを論じる必要があります。
説明だけでは課題の意図に答えたことにはなりませんので、述べなさい型より難易度が高い課題と言えます。
レポートの書き進め方 ①結論・②説明・③まとめ
レポートの書き方については、「起承転結」や「序破急」など、いろいろと言われますが、私は「結論・説明・まとめ」の3段階で考えるのが一番簡単だと考えます。
①結論・②説明・③まとめ の順で書き進めていきます。
「結論から先に書くの」と思われるかもしれませんが、結論を一番最初に書いて、次にそのことについて説明をし、最後に自身の考えやソーシャルワーカーのあり方についてまとめる、という書き進め方が書きやすい(まとめやすい)と考えます。
①結論と③まとめは、短文でコンパクトにまとめます。
②説明は、テキストや文献などを参考に、その事について説明します。
述べなさい型(説明しなさい型)課題レポートの書き方
述べなさい型レポートの場合は、先に説明したとおり自身の考えを論じる必要がない(論じても構いません)のですから、①結論・②説明・③まとめ の③まとめを省略することができます。
最初に結論を書いて、その事について説明するだけで課題の意図に答えることができます。
私の実例、「更生保護制度の概要を述べなさい」を例に解説します。
この課題では最初に、
更生保護とは、罪を犯した者や非行のある少年に対し、社会内において適切な処遇を行って、再犯を防ぎ、非行をなくし、これらの者が善良な社会の一員として自立し、改善更生することを働きかける様々な活動を指す。
と、「更生保護とは何であるか」について結論をコンパクトに書いています。
続いて、更生保護制度の概要「刑事司法における更生保護」「保護観察」「仮釈放等」「保護観察対象者の生活環境の調整」「更生緊急保護」「犯罪被害者等支援」などについて説明しています。
最後は、説明し放しで自身の意見などは述べることなく、文章をまとめる言葉もなく終わっています。述べなさい型(説明しなさい型)の典型例です。
これで90点優の評価を受けているわけですから、課題の問いに答えられているということになります。
説明部分をまとめるとっておきの方法を伝授!
述べなさい型レポートの書き方について解説しましたが、実際そうそう簡単に書けるわけでもありません。
レポートには文字数制限があり、幅広い範囲の中から文字数内で説明をまとめることは難しい作業となります。
そこで、とっておきの方法を伝授します!
レポートを超かんたんに書けるとっておきの裏ワザ!
レポートを簡単に書くとっておきの裏技があります!
社会福祉士国家試験のための参考書を資料として使うのです。
なかでも、ユーキャンの社会福祉士ワークノートは資料として最適です!
こちらの記事をごらんください。
著作権に触れるのでページ内の写真をお見せすることはできませんが、上記の『更生保護制度の概要「刑事司法における更生保護」「保護観察」「仮釈放等」「保護観察対象者の生活環境の調整」「更生緊急保護」「犯罪被害者等支援」』は、ユーキャンの社会福祉士ワークノートでは2ページで簡潔にまとめられています。
ユーキャンの社会福祉ワークノートを参考資料として、その他の文献なども参考にしながらその内容をまとめていけば、楽にレポートをまとめることができます。
私もこれは実際にレポート作成の資料として多用しましたので、超オススメです!
以上、今回は述べなさい型のレポートの書き方についてまとめてみました。次は、論じなさい型レポートの書き方についてまとめたいと思います。
なお、ここで紹介した内容は、あくまで私が実践したやり方ですので、それぞれのスクールの方針に従ってくださいね。
参考にするのは自己責任でお願いいたします。
参考資料の探し方については、こちらの記事もお読みください。
論じなさいレポートについては、こちらの記事をお読みください。
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