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社会福祉士レポート見本 人体の構造と機能及び疾病 老化に伴う身体的・生理的・精神的変化について論じなさい

社会福祉士レポート見本 人体の構造と機能及び疾病

 このレポートは実際に提出したレポートではありません。
 このブログのために書いた架空のレポートです。

 実際に提出したレポートではありませんので、このレポートでどんな評価を受けられるかはわかりません。

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 1200文字のレポートを想定して書いています。
 レポートに取り組まれている方の参考になればと、書いてみました。
 よかったらごらんください。

科目名/人体の構造と機能及び疾病

課題/老化に伴う身体的・生理的・精神的変化について論じなさい。

 高齢者の身体的な特徴として、身長は60歳代から70歳代に変化が大きい。体重は、筋肉、水分、骨量の減少により減っていく。姿勢は腰背部の筋力の低下、椎骨の変形、椎間板の変形により円背となり上体が前かがみとなる。骨盤全体を後ろに倒すことで直立位を保とうとすると必然的に膝関節の屈曲が起こる。
 皮膚は色艶の変化、皺の増加、老人性色素斑の増加が生じる。また汗腺の機能低下により、発汗量が少なくなる。毛髪は薄く白髪になる。
 目は老眼となる。水晶体が濁り、視力低下や色の区別が困難となる老人性白内障が生じやすくなる。聴覚は60歳代を過ぎる頃から低下し、老人性難聴が生じやすくなる。高音や低頻度語、抽象語が聴こえにくくなる。
 老化による身体の変化は生理機能を低下させる。例えば、環境変化に対する適応力の減退や臓器の機能低下などがある。肺や腎臓は、老化による生理機能低下が顕著な器官である。
 消化・吸収・排泄:胃では、胃の粘膜が委縮し、胃液の分泌が減少するため、消化不良や胃のもたれが生じやすくなる。また、腎臓のろ過率が低下し、薬物が体内に蓄積されやすくなる。肝臓の解毒作用の低下と相まって、薬による副作用が起こりやすくなる。尿道の平滑筋は弛緩して尿失禁が生じやすくなる。男性では、前立腺肥大症により尿道が圧迫されると排尿に時間を要する。
 呼吸・循環:動脈硬化が進むと血管壁の弾力性が失われるため、心臓が収縮して血液を押し出す時の収縮期血圧が上昇し、収縮した心臓が元に戻る時の拡張期血圧は低下する。
 加齢による精神的機能の変化:知的能力のうち、記銘力や記憶力など、新しいことを記憶したり学習したりする能力である流動性知能は、30歳代から徐々に低下し始めるのに対し、判断力、思考力などの結晶性知能は、60~70歳頃まで上昇し、生涯維持することも可能と考えられている。また、認知機能は死の訪れを前に急激に低下するといわれている。
 知覚や言語を通して収集した情報は、記憶として保持される。記憶には、認識した内容をそのまま意識にとどめる即時記憶(記銘力、あるいは一次記憶)と貯蔵・保持され再度意識に現れる短期記憶(近時記憶)や長期記憶(遠隔記憶)の二次記憶とがあり、人の名前が思い出せない、途中で何をしようとしていたか忘れる、など短期記憶力は加齢とともに徐々に低下する。中年以降は、長期記憶に属するエピソード記憶(出来事や生活体験の記憶)、意味記憶(語彙や思考の素材となる知識)、手続き記憶(水泳や運転など技能の記憶)などのうち、エピソード記憶の衰えが著しい。
 高齢期は、身体的には個人差はあるものの老化が進み健康の問題が大きくなる。疾病罹患による入退院や通院の頻度が増し、心身共に負担となる。疾病や障害、死を避けようとして消極的な生活スタイルとなる傾向がある。
 そのため援助者には、高齢者の健康や能力を正しく評価し、見極めることが求められる。

〈参考文献〉
『人体の構造と機能及び疾病』 中央法規出版
『社会福祉学習双書 医学一般』 全社協
『社会福祉士ワークノート』 ユーキャン学び出版

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