はじめちゃんの介護

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覚えにくい人体の機能、脳、呼吸器、循環器、肺、心臓、器官の名称覚え方、暗記

覚えにくい人体の機能、器官の名称覚え方

 今回は、社会福祉士の試験でも出題される、覚えにくい人体の機能や器官の名称、その覚え方、暗記法を紹介しましょう。

 まずは簡単に覚えられるところから、脳幹について紹介しましょう。

脳幹の覚え方

 脳幹は、上から「中脳」「橋」「延髄」の順に並んでいます。

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 「中脳」「橋」「延髄」の3つだけですから、簡単に覚えられますね。

 問題は、その順番です。
 「中脳」に「中」という字があるのでまん中と間違えないようにしてください。

 覚え方としては、「橋」は文字とおり、中脳と延髄の橋渡しをする部分だから、中脳と延髄の間と覚えましょう。

 中脳は、より脳の中心に近い部分で橋の上、延髄は残った一番下と覚えましょう。

 ここでは順番の覚え方だけ紹介したので、その機能についてはぐぐって調べましょう。

 次に肺についてです。

肺の部分(上葉・中葉・下葉)

 肺は、左肺が2つ(上葉・下葉)に分かれ、右肺が3つ(上葉・中葉・下葉)に分かれています。

 

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 右と左のどちらが2つでどちらが3つに分かれているか覚えにくいですね。

 簡単に覚える方法は、右がみっつ(3つ)だから3(み)ぎと覚えます。
 たったこれだけ。簡単ですね。
 右が3つということだけわかれば、左は必然的に2つとなりますね。

 次に心臓の機能についてです。

心臓の機能(三尖弁・僧帽弁)

 心臓の右心房と右心室の間には三尖弁(さんせんべん)があり、左心房と左心室の間には僧帽弁(そうぼうべん)があります。

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 これの覚え方は、すでに気付いた方もいらっしゃるでしょうが、先ほどの肺と同じく3つ(みっつ)=右の法則を使います。

 右が3つだから三尖弁(3せんべん)と覚えます。片方だけ覚えれば左は僧帽弁ということになりますね。

 最後に血液の循環についてです。

血液の循環(肺循環・体循環)

 血液の循環は、肺循環と体循環に分かれます。

 肺循環は、右心室を出た静脈血が肺動脈を通って左右の肺へ行き、動脈血となって肺静脈から左心房にもどるまでの経路です。

 体循環は、左心室を出た血液が大動脈から全身に至って、上下の大静脈から右心房にもどる経路です。

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 これを覚えるのは、なかなか難しいですね。

動脈血と静脈血について

 まず前提として、動脈血は肺を通って酸素を多く含んだ血液、静脈血は全身をめぐって二酸化炭素を多く含んだ血液ということは暗記しましょう。
 覚え方は・・・・ありません(汗)。でもなんとなく知ってますよね。

動脈と静脈について

 次に心臓に入るのが静脈、心臓から出るのが動脈ということを暗記しましょう。
 覚え方は・・・・ありません(汗)。これもなんとなく知ってますよね。

心房と心室について

 次に、血液が入って来る方、送り出す方、どっちが心房で心室かを覚えましょう。
 覚え方は・・・・あります!

 血液が入って来る方が心房です。「入る心房」⇒「入心房」⇒「入房」⇒「乳房」(にゅうぼう)と覚えましょう!オッパイですね。

 入って来る方が心房であるということを覚えられたら、送り出す方は心室となりますね。

右心房と左心房について

 血液が入って来るのが心房であることを覚えられたら、右心房と左心房のどっちに、全身をまわって二酸化炭素を多く含んだ血液が入るのか?肺からの酸素を多く含んだ血液が入るのかを覚えましょう。

 ここでまた3つ(みっつ)=右の法則を使います。

 体(からだ)からの血液、肺(はい)からの血液と、平仮名にして覚えます。
 「からだ」は平仮名で3文字、「はい」は平仮名で2文字です。
 3つ(みっつ)=右の法則にあてはめて「からだ」(3文字)からの血液は右、右心房に入ると覚えます。

 肺からの酸素を多く含んだ血液はその逆で、左心房に入ります。

 ここまで覚えられたら血液の循環をだいたいイメージできるのではないでしょうか?
 以上、かんたんな覚え方でした。
 それでは皆さま、試験勉強がんばってください!