試験勉強方法 過去問のやり方について
私が現在所持している介護・福祉系の資格は、介護福祉士、介護支援専門員(ケアマネージャー)、社会福祉士です。その他には、福祉住環境コーディネーター2級なんてものも所持しております。今日は、それらの試験勉強方法について綴っていきましょう。
勉強は少しでいいから毎日コツコツと続けること
どんな試験の勉強にも言えることですが、勉強は毎日コツコツと続けることが大切です。
「そんなことは、わかってるよ!」
「それができたら苦労しないよ!」
そんな声が聞こえてきそうですが、それをやり続ける方法をお教えします。
毎日の目標はバカバカしいほど小さく設定する
例えば、「毎日3時間勉強する!」こんな目標を実現するのは大変困難です。もちろん、それができるのならばやればよいです。ですが、たいていの場合長続きはしないでしょう。
なので、勉強は毎日するのですが、その毎日の目標はバカバカしいくらい小さく設定します。
私が社会福祉士の試験勉強のために設定した目標は、「問題を1日1問やる」たったこれだけです。
1日1問の問題をやるだけなら、どんなに仕事で疲れている時でもやることができます。
人間というものは面白いもので、1問問題をやり始めると、ついつい2・3問、5・10問とやってしまうものなのです。
ですが、あくまで毎日の目標は「問題を1日1問やること」です。1日1問問題をやりさすれば、その日の目標は達成です。疲れている時や、やる気の出ない時は、とにかく1問だけ問題をやって止めてしまっても構いません。それでも目標は達成です。
勉強を毎日するということを習慣にすることが大切なのです。
勉強をすることが習慣になれば、やらなかったら気持ち悪くなってきます。
例えば、たいていの人は、歯磨きをすることは習慣になっていると思います。歯磨きをしなかったら気持ちが悪いですよね?「虫歯にならないか」と不安になったりしますよね。
勉強もそれと同じです。
勉強が習慣になれば、勉強をしなかったら気持ち悪くなります。「今日勉強しなかったら試験に落ちるのではないか」と不安になったりします。
私の場合の目標は、「1日1問問題をやる」でしたが、「1日1ページテキストを読む」でもなんでも構いません。ただやりさえすれば必ず実行・実現できるバカバカしいほど小さな目標(習慣)を設定してみてください。
この極意は、「小さな習慣」という本から学びました。試験勉強だけではなく、あらゆることに応用できるのでオススメの本です。
勉強のやり方 問題をやるのか?テキストを読むのか?
毎日の目標が決まったところで、実際の勉強方法について進めていきましょう。
勉強のやり方は、これを言ってしまったらしかたないかもしれませんが、人それぞれです。
私の場合は、先の目標で「問題を1日1問」としたように、問題をひたすらやることで覚えていくタイプです。
テキストを読むというのは私にとっては苦痛な作業です。テキストを読んでも、実際にそれが頭に入っているのか、覚えられているのかがわかりにくいからです。
問題をやれば、当然正解・不正解がありますので、できているか・できていないか、覚えられているか・覚えられていないかがはっきりとします。
繰り返し問題をやるうちに、点数が上がっていくのも楽しみになります。点数がはっきりと見えることで勉強のモチベーションも上がります。
勉強のやり方は、人それぞれで構いませんけれど、私の場合は問題をひたすらやるタイプなので、そのやり方について説明して行きましょう。
まずは過去問から 過去問を制する者は試験を制する!
介護福祉士、ケアマネ、社会福祉士などの試験勉強を進めるうえで、過去問から始めるという方は多いでしょう。というか、ほとんどの方がそうだと思います。私もそうです。そのやり方で間違いはないと思います。
過去問をやることで、どんな問題が出るのか、苦手分野、得意分野を知ることができます。
試験問題がどのような過程を経て出題されるかは知りません。しかし、試験問題の作成を担当する人が毎年総入れ代りするとは考えにくいです。
同じ資格試験の問題が、毎年全く違う傾向で出題されるのも考え物ですので、大きく離れた問題が出題されることも考えにくいです。
なので、過去問をやることは試験合格の近道であると私は考えます。
過去問を制する者は試験を制するのです!
過去問のやり方 過去問をどのようにやるか?
過去問集はどこの物を使っても構いません。一般的には中央法規の物を使われる方が多いと思います。書店などで実際に現物を手に取ってみて、自分が使いやすいと思われるものを選べばよいでしょう。
過去問をやる時に大切なことは、記録を付けることです。
正答したか、不正答か、点数、正答率などの記録を付けていきます。それをやらないと、できているのか?できていないのか?合格できそうなのか?できそうにないのか?がわかりませんので、しっかりと記録を付けていきます。
記録の付け方として、問題集に書き込む方法もありますが、私はそれをオススメしません。できれば記録用のノートなどを用意して記録を付けて行きましょう。
写真は、私が実際に付けた記録ノートで、第29回の社会福祉士試験の過去問をやった記録です。
記録と言っても難しく考える必要はありません。できた問題を〇、できなかった問題を×、正答数、正答率などを付けるだけです。
ノートに記録することで、どの問題ができたか・できなかったかを一覧で見ることができます。
こうやって問題をやって行くと、無勉強で初めてやって正答して、その後何度やっても正答できている問題がわかります。
そんな問題は、繰り返し何度もやる必要はありません。写真を見て分かる通り、4回で止めています。
逆に何度やっても間違えている問題もあります。
そういう問題を集中して繰り返して行くわけですが、それでも間違え続ける問題があります。そんな問題は、あきらめてしまうのも一つの手です。
試験では、ほとんどの人が間違える問題があります。そういう問題は捨てても良いと思っています。
試験は全問正解する必要はないのです。合格点が取れたらよいのです。誰もが正解する問題を間違えることなく正解する。正解したり不正解だったりする問題を、確実に取れるようにすることが大切なのです。
毎回新しい気持ちで過去問に取り組む
上記のように記録用ノートを付けて過去問に取り組みますが、問題集に直接書き込みをしない理由がもう一つあります。
それは、毎回新しい気持ちで過去問に取り組むためです。
私は、問題集に一切書き込みをしません。アンダーラインなども引きません。
書き込みをしてしまうと、それがヒントとなってしまうからです。なので、毎回新しい気持ちで過去問に取り組むために書き込みは一切しません。
そうすると、毎回同じことで間違えたりします。
同じことを間違えると、それが気付きとなります。繰り返し間違えていいのです。繰り返し間違えることで、間違いの気付きとなるからです。
実際の試験では間違えてはいけません。
だから、過去問では何度も間違えて、その度に気付けばよいのです。それをくり返すことで自分のものにしていきます。
間違えて「気付く」という体験が「学び」となるのです。
こちらの記事もあわせてお読みください。