介護福祉士国家試験に一回で合格するための勉強方法
4月から介護職として入職された方にとって、実務経験を3年積んで介護福祉士の試験に合格するというのは目標のひとつですね。
「石の上にも三年」と言いますが、3年間しっかりと介護職として務めて、立派な介護福祉士になっていただきたいと願います。
さて、今年3年目の介護職の方は、いよいよ来年が介護福祉士国家試験の本番ですね。
今日は、介護福祉士国家試験に合格するための勉強方法について綴ってみましょう。
その前に、どんな人間が語っているのか?ということは読む人にとって重要だと思います、まずは、えらそうなことを書こうとしているこの私の経歴を紹介しましょう。
まずは私の自己紹介(経歴紹介)から
私の最終学歴は高卒です。工業高校です。
高校卒業後より他業種での様々な仕事を経て、2011年8月に介護の世界へ入職しました。
2011年といえば東日本大震災の年です。震災を機に不安定な業種での仕事に見切りを付け、安定を求めて介護職へと転職しました。
その時の年齢は40歳代です。入職する前に自身で訪問介護員2級(ヘルパー2級)の資格を取得してから入職しました。
入職したのが8月でしたので、介護福祉士の受験資格は4年後の2015年です。
もちろん、こんなことを書いているわけですから、2015年の介護福祉士国家試験には合格しました。
なお、当時は実務者研修修了が受験資格にありませんでした。
現在は受験資格に実務者研修の修了がありますので、私の時代よりハードルが高くなっていますね。
そして2016年8月に実務経験5年を迎え、同年10月の介護支援専門員(ケアマネ)の試験を受験し合格しました。
ケアマネも今は、介護福祉士を取得してから5年の実務経験が求められるようになっています。私の時代はヘルパー2級でも受験資格がありました。
介護福祉士にしてもケアマネにしても、制度が変わる直前で受けられましたからラッキーでした。
介護福祉を担う人材不足が求められる時代に、こうして制度改正によりハードルがどんどん高くなっていくのはどうかと思います。
2018年には社会福祉士取得を目指すため、4月より社会福祉士の通信一般養成課程(1年9か月)を受講し、2019年9月に修了。社会福祉士の受験資格を得て、2020年2月の社会福祉士国家試験を受験し合格しました。
社会福祉士の受験ルートに関しては、また別の機会に書こうと思います。
とまあこんな感じで、実務経験で受験が可能な最短期間で、それぞれの試験をクリアしてきました。
どうでもいい私の経歴紹介で結構な文字数を使ってしまって申し訳ありません。
私の経歴を紹介することで言いたいことは、「介護の仕事は、学歴の無いこんなおじさんでも、実務経験を積むことにより様々な資格にチャレンジできてステップアップできる良い仕事である」ということです。
なお、介護職をはじめてからは一度も転職はしていません。9年間同じ法人で勤め、ヘルパー2級の介護職からスタートし、現在は同法人の介護付き有料老人ホームで生活相談員兼ケアマネとして仕事をしています。
介護福祉士国家試験のための勉強方法
前置きが長くなってしまいましたが、介護福祉士に合格するための勉強方法についてです。
介護福祉士の国家試験の合格率は7割くらいと、合格率から見ると難易度の高い試験ではないと言えます。
それでも約3割の方は不合格なわけです。合格をしたければ、不合格とならないための勉強をする必要があります。
介護福祉士不合格の考えられる理由
不合格となった約3割の方は、なぜ不合格となったのでしょうか?
考えられる理由としては、
- そもそも勉強しなかった
- 勉強が足りなかった
- 勉強のやり方が悪かった
くらいではないでしょうか。
合格するに足りる勉強をやりさえすればよい
逆に言うと合格するためには、「合格するに足りる勉強をやりさえすればよい」ということにはなりませんか?
だって、受験者の7割が合格する試験です。やりさえすれば受かるのです。
ちなみに、医師国家試験の合格率をご存知ですか?90%以上です。
医師の国家試験の難易度が低いから9割以上が合格するわけではありませんよね。それだけ勉強を積み重ねてきた人々が受けるからゆえですよね。
どんな試験でも同じだと思います。
やるべきことをやった人が受かり、やらなかった人が落ちる。それだけです。
過去問と模擬問題集を徹底的に繰り返しやる
では実際に何をやれば介護福祉士国家試験に一回で合格できるのでしょう?
これはあくまで持論ですので、やったけどダメだったという苦情は一切受け付けられません、とお断りしたうえで持論を綴りたいと思います。
介護福祉士国家試験に関しては、過去問と模擬問題を徹底的に繰り返しやる、それだけで合格レベルに達することができると思います。
繰り返します。「過去問と模擬問題を徹底的に繰り返しやる」です。
ただやるではありません。「徹底的に繰り返しやる」です。
徹底的に繰り返しやるためには時間(期間)が必要です。短期間では実現することはできません。来年の試験を受ける予定の方には、今すぐ始めることをオススメします。
私の場合は、1年前の試験の日からやると決めて1年間実行しました。
過去問のやり方については、こちらもお読みください。
近道・抜け道は逆に遠回りになる
短期間のつめこみ学習でも合格は可能かと思います。ですが、私はそれをオススメしません。
これも私の持論でありポリシーなのですが、近道・抜け道は無いと思っているからです。
車の運転に例えてみましょう。
私は長いことゴールド免許所持者です。つまり長いこと事故や違反が無いということです。
車を運転する時は、時間に余裕を持って出発します。
抜け道・裏道の開発は行わず、できるだけ大きな広い道を通って行きます。
そうすると時間がかかるかも知れません。しかし、抜け道をすることで事故に遭ったり、交通取り締まりに遭ったりすると逆に時間がかかってしまいます。
事故や違反をすると、免許更新の時の講習も受けなければならないし、費用も掛かります。任意保険の保険料も高くつきます。
近道・抜け道をすると、逆に時間や費用がかかってしまうかもしれません。
要らぬ失敗をしないためには、近道・抜け道はしないのです。
試験勉強にも同じことが言えると思います。
合格への近道・抜け道はありません。
ゆとりを持ってやることが、最終的には近道になるのです。
とまあここまででかなりの文字数を使ってしまいました。
続きはこちらをお読みください。
hajimechan2001.hatenablog.com
こちらの記事もあわせてお読みください。