介護福祉士国家試験 教材は何を使うのか?過去問・模擬問題集
前回の記事で、「介護福祉士国家試験に関しては、過去問と模擬問題を徹底的に繰り返しやる、それだけで合格レベルに達することができると思います」と書きました。
今日は、その続きです。
過去問のやり方については、以前にも記事を書きましたのでこちらをお読みください。
参考書やテキストは必要か?
試験勉強のための教材として、過去問や模擬問題集のほかに、いわゆる参考書とかテキストといったものもあります。
よく使われる中央法規の出版物では、国試ナビや受験ワークブックといったものがそれにあたります。
そうした物を否定しませんし、もちろん使っても構いません。ですが、介護福祉士の国家試験は、過去問と模擬問題集を徹底的に繰り返しやるだけで合格することができると思います。
私が受験した時には、国試ナビを購入はしましたが、ほとんど使いませんでした。
※使わないでください、と言っているわけではないので誤解の無いように。
使うのは過去問集と模擬問題集の二つだけ
使ったものは、中央法規の過去問集と模擬問題集の二つだけです。
この二つを徹底的にやり込みます。
この二つをやって行くのですが、模擬問題集は終盤の仕上げに使いますので、まずは過去問を繰り返しやって行きます。
過去問のやり方については繰り返しになりますが、こちらをお読みください。
過去問を初めてやってみてどのくらい解けたでしょうか?
おそらく5割くらいは解けたのではないでしょうか?
介護福祉士の合格基準点は、125問中6割程度、概ね75点前後が合格基準点となります。
満点を取る必要はありません。合格基準点を満たせばよいのです。
合格点の120%以上が取れるように進めて行く
とはいえ、合格点は何点と決まっているわけではありませんから、ギリギリでは心細いです。
合格基準点の110%くらいを目指して行くのでは少々心細いので、120%以上の125問中100問を取れるくらいを目指して行きましょう。
過去問でも模擬問題集でも125問中100問が取れるくらいまでやり込んで行きましょう。
ゲームに奇跡はあるが試験に奇跡は無い
例えば、高校野球で甲子園出場を目標にしているとしましょう。
甲子園出場を目標としているチームと、甲子園で優勝することを目標にしているチームが対戦した時勝つのはどっちでしょう?
奇跡は起こるかもしれませんけど結果は概ねわかりますよね。
ゲームに奇跡はあるかもしれませんが、試験勉強に奇跡を期待するのはリスクが高すぎます。
なので試験では、目標の120%以上くらいを目指して失敗しても110%は取れるようにするのです。
試験では問題文・出題者の意図を読む力が必要
過去問を初めてやってみて、初めてでも意外に解けませんでしたか?
わからなくても、問題が読めたら解ける問題がたくさんありませんでしたか?
「問題を読める」ということが実はとても大切なのです。
どんなに参考書やテキストを読み込んでも、試験の問題文が読めなければ問題を解くことはできません。
だから繰り返し過去問をやり込むのです。
過去問の中に答えがあるのです。
これは介護福祉士だけではなくて、ケアマネでも社会福祉士でも同じです。
問題を繰り返しやることで出題者の意図が読めるようになってくるのです。
繰り返し問題をやることで覚えなければならないことを覚えると同時に、「出題者が何を間違わせようとしているのか」が読めるようになってきます。
試験は五肢択一 出題者は4つの間違いを作る
試験問題は五肢択一です。
介護福祉士試験の場合は、5つの選択肢からひとつの正答を選択します。残りの4つは不正答です。つまり出題者は、正答の他に4つの不正答を作らないといけないわけです。
問題を繰り返しやるうちに、出題者が何を間違わせようとしているのかが読めるようになってきます。
とはいえ、出題者の意図を読むために問題をやるわけでないので、繰り返し問題をやって覚えなければならないことを覚えていきましょう。その過程で出題者の意図が読めるようになってきます。
最初は思うように進まないかもしれません。慣れてくるとテンポよく問題ができるようになってきますので、コツコツとやって行きましょう。
最新の過去問はやらずに取っておく
もうやっちゃったかもしれませんけれど、最新の過去問、つまり来年の試験を受ける方は今年(第32回)の過去問はやらずに取っておくことをオススメします。
第31回までの過去問を繰り返しやってください。
どうしてそうするかというと、最後に模擬試験的に使うために取っておきます。
第32回の過去問は、過去問といっても本試験の問題です。最後にそれをやって、本試験で何点取れるか実力を試すことができます。
もうやっちゃった方は、しばらくやらずにおいて試験の2・3か月前に実力試しにやってみてはいかがでしょう。
試験対策の模擬試験なども実施されていますが、それらを受けるにはお金(1万円くらいが相場でしょう)がかかります。
模擬試験を受けても構いませんけれど、それを受けるくらいなら模擬試験にかかるお金を使って模擬問題集を買えば、自宅で何度でも繰り返し学習できます。
模擬問題集はラスト3ヶ月くらいから模擬試験的に
模擬問題集は、ラスト3ヶ月くらいから使います。
これは、模擬試験的に使います。
そのやり方については、もう少し間を置いてから書くことにしましょう。
まずは過去問を繰り返し毎日コツコツとやって行きましょう!
続きはこちらをお読みください。