介護の仕事の良いところ(その3)
昨日は、「介護の仕事は目の前の人のことについて真剣に取り組むことができる良い仕事だよ」ということについて書きました。
今日も引き続き介護職の良いところについて綴りたいと思います。
介護の仕事の意味を探す旅の始まり
そんなこんなで介護の仕事をはじめた私ですけれど、そもそも「介護の仕事をやりたい!」と強く思っていたわけではありません。
まずは、介護の仕事をする意味を探す到達点の無い旅が始まったのです。
職場の先輩は、しょっちゅう私にこんなことを聞きました。
「仕事楽しいですか?」
そのたび私は、
「何が楽しいかさっぱりわかりません」
と答えていました。
仕事が楽しいか、楽しくないかというと、今でも楽しいことなんてほとんどありません。
人は何のために仕事をするのか?
「何のために仕事をするのか?」なんてことを考えることもあります。
私に一生働かなくてもよいくらいの財力があれば仕事はしないかも知れません。
「情けは人の為ならず」ということわざがあります。
情けをかけることは人のためにならない、という意味と勘違いされることがありますけれど違います。
人に情けをかけることは巡り巡って自分に帰ってくる、という意味です。
介護が情けとは思いませんけれど、それはあくまで人のためではなく自分のために仕事としてやっているつもりです。
つまり、自分の生活のためです。
しかし、いやいや仕事をするのはつらいだけです。
「楽しい」ことはないけれど「面白い」ことはある
介護の仕事が「楽しい」と思うことはほとんどありませんけれど、「面白い」と思うことはあります。
というか、面白くしなければやっていられません。
介護の仕事の中に、面白さを見出せるようになってきたのは、夜勤をするようになって、しばらくしてからだと思います。
また自分のことをダラダラと語ってしまいました。
介護の仕事の「面白さ」については、また次の機会に語るとしましょう。
「気合いと根性」で乗り切ることができる
さて、介護の仕事の何が楽しいのかさっぱりわからず介護職を始めた私ですが、「何が何でも3年は頑張って介護福祉士を取得するまでは続けよう」と思っていました。
どんなにつまらなくても、しんどくても、3年間は続けて介護福祉士を取得するまでは頑張ろうと考えていました。
私の好きな言葉のひとつに「気合いと根性」があります。
根性論を言うと嫌う方が多いかと思いますけれど、私は根性論は嫌いではありません。
何をやるにしても「気合いと根性」は大切だと考えています。
介護の仕事をするのに、知識や技術はもちろん必要です。
しかし、知識や技術はなくとも、介護の作業だけなら気合いと根性があればなんとかなったりします。
介護の仕事で何が大切か?と聞かれたら、結構マジで「気合いと根性」と答えるかもしれません。
例えば排泄物の処理などは、たいていの人は嫌うことだと思います。だけど気合いと根性を出せば誰でもやれることだと思います。
そうして気合いと根性でなんとか3年間を乗り切った私は、試験に合格し介護福祉士を取得することができました。
実務経験で受験資格を得られる資格がある
介護の仕事の良いところのひとつに、実務経験で受験資格を得られる資格があるということがあげられると思います。
そうした資格を取得することで確実にステップアップすることができます。
私のような学歴の無い者でも、実務経験を積むことにより、介護福祉士、介護支援専門員(ケアマネ)、社会福祉士を、それぞれ1回で合格することができたのです。
そしてそれにより確実に着実にステップアップすることができたのです。
介護職は低賃金などと言われることがありますけれど、短期間で賃金が上がることはありません。
逆に、実務経験を積んで資格を取得したり、相談員やケアマネなど資格が必要な職種に就いたりすることで賃金をアップすることもできるのです。
本日はこのくらいで。
介護の仕事の面白さや賃金アップの方法などについても、おいおい書いていきたいと思います。