「介護士」という俗称について「介護」「福祉」とは?
「介護士」という俗称について
いきなりですが、私は「介護士」という言い方(俗称)が嫌いです。(俗称)としたのは、「介護士」という言い方は正式な言い方ではないと考えているからです。
例えば、介護ブロガー?として有名な、たんたんこと深井竜次氏は自身のことを著書で『月収15万円だった現役介護士の僕』と称されています。
深井氏が現役であるかどうか?ということはこの際置いておくとして、「介護士」とはいったいなんでしょうか?
介護を職業として行う人のことでしょうか?
介護の仕事は、実は無資格でも行うことが可能です。無資格で介護を行う者が「介護士」を名乗っても良いのでしょうか?
例えば医師の場合、無資格のものが「医師」を名乗ることはできませんね。看護師だって、弁護士だって、理容師だって、調理師だって・・・、なんだってそうです。
介護の国家資格「介護福祉士」
介護の国家資格に「介護福祉士」があります。
介護福祉士は名称独占の国家資格です。無資格の者が介護福祉士を名乗ることや、紛らわしい名称を名乗ることは禁止されています。
ところが介護の場合、無資格であっても「介護士」を名乗ったり、逆に人から「介護士」と呼ばれることがあまりにも多くはありませんか?
では何と言えば良いのでしょう?
「介護職」と言えばいいのです。
介護を職にしているわけですから、介護職で良いのです。
介護福祉士が「介護福祉士」である理由
次に、介護福祉士のことを「介護士」と言うのはどうでしょうか?
私は、それもまた違うと考えています。
我々は、「介護士」ではなく「介護福祉士」です。
「福祉」という言葉が付くことにその重要性があるのです。だから「福祉」を省略してはならないと思うのです。
逆に、介護福祉士は「福祉」を提供することにプライドを持ってその業務を行わなければならない、と思うのです。介護士ではなく、介護福祉士なのですから。
「福祉」とは何か?
では、「介護」とは、「福祉」とは何でしょうか?
それについては、今皆さんが握りしめているスマホや、目の前のPCでぐぐってみてください。なんとなく答えが導き出せると思います。
さて私は、「実務者研修教員講習会」というものを受講しました。
その中で「介護」とは、「福祉」とは、ということを学ぶ機会がありました。
福祉とは幸福の追求
講義の中で先生は、「福祉」とは「幸福の追求」という風におっしゃいました。
先生のおっしゃる通りだと思います。
私たちは介護を学ぶ時、必ず「QOL」という言葉を学びます。言うまでもなく「生活の質」などと訳されます。
私たちは、「介護」という手段を使い、利用者の「QOL」「幸福」の追求をするのです。
先生のおっしゃる通りなのですが、これについては私の持論がありますので、次にそれについて綴っていきたいと思います。
が、長くなるので続きは次回にしたいと思います。
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