ケアマネ試験に独学で一発合格 勉強方法とオススメ問題集・テキスト
今日は、ケアマネの勉強方法やオススメの問題集・テキストについて綴りたいと思います。
私のケアマネ受験経験から
私が受験したケアマネの試験は、第19回(2016年10月2日)の試験です。
こんな記事を書いているわけですから、1回で合格しました。
第19回の合格基準点は、介護支援分野13点、保健医療福祉サービス分野22点でした。
私が取れた点数は、介護支援分野14点、保健医療福祉27点と、介護支援分野がギリギリでした。ですが、ギリギリでも満点でも合格は合格です。
試験を受けた時は、十分に勉強をして自信を持って試験に臨みましたが思うような点数が取れず、試験終了から合格発表までの期間はかなり凹んでいました。
それでもなんとか合格できたのは、それだけやったからだと思います。
ケアマネの試験は、問題数自体が少ないので1点の比重が大きくなります。
特に介護支援分野はその比重が大きくなりますので、合格基準のボーダーライン辺りに多くの人がひしめいているのだと思います。
それを超えられるかどうかが、この試験をクリアするカギになると言えます。
そのための勉強を行っていく必要があります。
私が行った勉強法でクリアできるかを保証することはできません。だけど私はこれで合格できました。
これから勉強を始める方にとって、ひとつの参考にはなるのではないかと思います。
ケアマネの勉強は少しでも毎日コツコツと行う
勉強は、一年前の試験日2015年10月11日からやるぞ!と決めてやり始めました。
つめ込み勉強では間に合わないと思っていたので、毎日少しでもコツコツとやる方法をとりました。
具体的には、「問題を1日に最低10問以上やる」。たったこれだけのことをひたすら一年間コツコツとやり続けることを目標にしました。
1日10問の問題をこなせば1年間で約3,600問ですから、それだけで結構知識は積み上げられるはずです。
違う問題をやる必要はありません。同じ問題集を何度も繰り返し解き、知識を確実なものにしていきます。
問題をやるだけではなく問題の解説を必ず読みます。
同じ問題を何度もやると答えを覚えてしまいますから、根拠を持って答えられるようにしていきます。
コツコツやることについては、こちらの記事もあわせてお読みください。
ケアマネ勉強に使った問題集やテキスト
では、実際に使った問題集を紹介していきましょう。
まずは過去問からはじめましょう
はじめは定番の過去問を行いました。
過去問を解き、まずは無勉強でどれくらいできるか自分のレベルを知ります。
案の定、最初は全くできません。だけど医療分野などはできる問題もあります。
1日最低10問を目標ですけれど、それはあくまで最低目標です。調子よい時は、20問・30問とこなしていきます。
そうして、過去問5年分を3回通り、1か月ほどで行いました。
過去問で、自分の得意・不得意分野、自分のレベルを把握します。
過去問は、どこの出版社でも良いですけれど、一般的な中央法規のものを使いました。
解説が読みやすいものが良いでしょう。
過去問のやり方については、こちらもあわせてお読みください。
過去問をひと通り終えたら問題集に取り掛かります。
晶文社のケアマネ基本問題集は超オススメ!
メインに使った問題集は、晶文社のケアマネージャー基本問題集です。
介護支援分野(上)と、保健医療福祉分野(下)の2冊に分かれています。
この2冊の問題集を徹底的にやりこみました。
過去問により、自分は介護支援分野が弱かったので、介護支援分野(上)を8回通り、保健医療福祉分野(下)を4回行いました。
問題をやるごとに、ページの隅にできたら○、間違えたら×を書いて行き、何度も間違える問題はテキストを使って詳しく読み込んでいきます。
晶文社のケアマネージャー基本問題集を繰り返しやることで、試験に必要な基本的な知識は蓄えられると思います。
この問題集は超オススメです!
テキストは買ったけどあまり使いませんでした
テキストは一冊あればいいですけれど、次の2冊を使いました。
テキストは2冊も買いましたが、あまり使いませんでした。
問題をひたすらやり倒すというのが私のスタイルです。
同じ問題集を繰り返しこなすことで、知識を確実にしていきますが、同じことをしていると飽きてしまうので、他にも何冊か問題集を使いました。
中央法規のケアマネ模擬問題集は医療分野の難易度高め
中央法規の模擬問題集は、医療分野の問題の難易度が非常に高いです。本試験にはそこまで難易度の高い問題は出ないと思いますけれど、医療分野の力を付けるには良いと思います。
このように、問題集を7月末までやりこみました。
最後の2か月、8月・9月は、最終仕上げです。
模擬問題集と苦手分野のテキスト読み込みを行いました。
この2ヶ月は、1日10問以上目標ではなく、できるかぎり徹底的にです。
休みの日には、図書館やファミレスにこもって行いました。なぜなら、自宅でやっているとすぐに寝転んでしまうからです。
特に模擬問題集は、自宅ではなく図書館などで行い、本試験を行っている雰囲気を作りました。
晶文社のケアマネ予想問題集は難易度低め
使った模擬問題集は、こちらです。
晶文社の模擬問題集です。晶文社の予想問題集をやっているので、こちらの問題は、比較的簡単に感じられました。5回分の模擬問題がありますけれど、全てにおいて90%の正解率でできました。
ユーキャンのケアマネ予想模試は難易度高め
最後に少し時間が余ったのでユーキャンの予想摸試を買ってやってみましたら、これが難易度高くてかなり焦りました。
この問題で高得点が取れたら安心できると思います。
以上が、私の行ったことです。
すごくやったように感じるかもしれませんけれど、最後の2ヶ月以外は、そこまでこん詰めてはやっていません。毎日やることが大切です。
範囲が広いので重点分野を絞る
全ての分野を徹底的に叩き込む必要はありません。
ケアマネは範囲が広いので、過去問の出題傾向から、多く出題される分野を特に重点的に行います。
覚えにくく出題の少ない分野は直前に賭ける
例えば、生活保護や成年後見制度などは、とても覚えにくいです。だけど、そこからは何問も出題されることはありません。私が受けた年も出題されましたが1問です。
なのでそういう分野はできていなくても後回しにします。
私もそこは、前日と当日の試験前にちょこっと読み込んで得点できました。
ケアマネ試験はいやらしい試験
最後に、ケアマネを受けて合格した私が思うケアマネ試験について書きたいと思います。
ケアマネの試験は、ちゃんと勉強さえすれば難しいものではありません。
だけど落とし穴はあります。
私は勉強したことを通して、これは絶対いける!と自信を持って試験に臨みました。
だけど実際は、介護支援分野でギリギリでした。
もっと点数取れると思って臨んだけれどギリギリでした。
ケアマネの試験は、介護福祉士や社会福祉士の試験とは違い、5つの選択肢の中から2つ・3つの選択肢を選ぶ複数選択方式です。
だから単純に正答できる確率は下がります。
またケアマネの試験は、非常にいやらしい問題が多いです。
間違わせるための選択肢に多くのひっかけがあったりします。
十分に勉強ができていても、本試験のプレッシャーの中では間違いをしてしまうことがあります。
そういうことを想定して、自信を持って試験に望めるように勉強しましょう。
自信を持って臨んだ私はギリギリでしたから。
自信を持って臨んでギリギリ合格できるくらいのいやらしい試験ですから。
ケアマネ試験には1回で合格しよう!
合格できたから言うわけではありませんが、こんなクソいやらしい試験を何度も受ける気にはなれません。
この試験を何度も受けるモチベーションは続かないと思います。
ですので1回に集中して、必ず1回で合格できるように、毎日コツコツとやって行きましょう!
以上、受かったから言える、上から目線の勉強法でした。
試験勉強のための心構えについて
試験勉強のための心構えについて、こちらもお読みください。
ケアマネ試験まであと2ヶ月でやること
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