ソフト99 エアータッチを使ってキズ補修 ゆず肌修正 クリアー重ね吹き
前回、失敗のリカバリーをして塗装をやり直したわけですが、塗装面がザラザラになってしまいました。
いわゆる「ゆず肌」といって、ゆずの実の表面のようなザラザラした状態になっています。というか、ゆず肌までも行かず、塗装の粒子がザラザラした感じになってしまっています。
写真でお見せしたいのですが、写真の見た目ではよくわかりません。艶消しのような状態で、手で触るとザラザラしています。
ゆず肌の原因
ゆず肌の原因としては、「塗装面とスプレーの距離が離れすぎている」「スプレーを動かす速さが速すぎる」「スプレーの量が少なすぎる」などがあります。
このゆず肌を修正するために、前回のようにコンパウンドで磨いてしまったらまた同じ失敗を繰り返してしまいます。
ザラザラ解消にクリアー重ね吹き
前回と同じ失敗を繰り返さないため、今回はこの上からクリアーを重ね吹きすることにしました。
うまくいくはどうかはやってみないとわかりませんが、失敗したらまたやり直しスプレーを使ってやり直せばいいや、と腹をくくってやってみます。
タッチアップペン部分を磨く
まずは、前回タッチアップペンで塗った部分を耐水ペーパーで磨いていきます。磨きたくない部分をマスキングして、2000番の耐水ペーパーで磨きました。
磨き過ぎて下地が出てしまってはいけないので、ここはカンペキつるつるは目指さず、適当なところで妥協しました。
そもそもタッチアップペンの筆塗りをしているので、多少跡は残っても目立たなければ構わないというスタンスで進めます。
広めにマスキングをする
次にスプレーをする準備です。
まずはマスキングをしていきますが、今回は広い範囲でしっかりとクリアーを吹きたいと思っているので、まわりに塗料が付かないように広い範囲をマスキングします。
マスキングができたら、毎度おなじみシリコンオフです。
シリコンオフを塗装面に吹いてウェスで拭きあげます。これをしておかないと、塗装がうまく乗らないことがあります。
塗料は多めに用意
塗装に入る前に注意があります。
エアータッチは1本でハガキ1枚分ほどの面積しか吹けません。また仕上げスプレーは1本で0.2㎡ほどの面積しか吹けません。
今回は広い面積を吹きたいので、エアータッチと仕上げスプレーをそれぞれ3本用意しました。
結果を先に言うと、それぞれ2本を使用し1本余ってしまいましたが、途中で足りなくなったら車に乗って買いに行けませんので余るくらい用意しておく必要があります。
仕上げスプレーを吹いてはクリアーを吹く
さて、いよいよ塗装に入っていきますが、今回はこれまでの吹き方と違う吹き方をします。
クリアーを全体に馴染ませていきたいので、そのための吹き方をします。
やったことがないのでそれでいいかどうかはわかりませんが、仕上げスプレーを先に吹いてその上にクリアーを吹く、また仕上げスプレーを吹いてその上からクリアーを吹く、というふうに、仕上げスプレーから吹いてクリアーと交互に繰り返し吹いていきます。
そうすることで、クリアーを全体に馴染ませていきます。
結論を言うと、この吹き方は成功しました。うまく全体にクリアーを馴染ませることができました。
が、またもや失敗をやらかしてしまいました!
一番やってはいけない失敗
一番やってはいけない失敗をやらかしてしまいました・・・。
液だれです・・・。
今回は、ゆず肌を起こさないように塗料をしっかりと吹き込みましたから、その反動として液だれを起こしてしまいました。
素人のやることですから、加減は難しいものですね。
よーく乾かして、次回は液だれのリカバリーをしていきます。(つづく)
つづきはこちら