車のバッテリー交換を自分でやってみよう OBD2 メモリーキーパー使用
車のバッテリー交換はめったにするもんじゃありませんね。早くて2年に1回くらいのことでしょうか?
たいていの場合は、車検や点検の時にバッテリーが弱っていることを指摘されて、言われるがままに交換するのではないでしょうか?エンジンかからなくなると困りますから、指摘されると交換しますよね。
その時の交換費用は納得できる価格でしたか?私はいつも高いと思っていました。
ディーラーなどで交換する場合は、バッテリーを選ぶことはできませんし、言われたバッテリーを言われた工賃で取り付けてもらうしかありませんね。
まあめったに交換するものではありませんから、多少高いと思っても言われるまま交換しちゃうというところでしょう。
今回私は、バッテリー交換を安く上げるために自分でやってみることにしました。実は自分でやるのは今回が初めて。でも簡単にできたので紹介してみたいと思います。
バッテリーを交換するには、新しいバッテリーを買ってきて古いバッテリーと交換すればよいだけですが、いくつか気を付けなければならないことがあります。
ひとつめはバッテリーを外すと車に搭載されているコンピュータやカーナビなどのメモリー消えてしまうという点です。
バッテリーを外している間はそうした機器に電源が供給されないわけですから、例えば時計などは狂ってしまいます。
そうしたことを防ぐために、バッテリーを外している間電源を供給する装置を使います。
OBD2 メモリーキーパーについて
今回のバッテリー交換では、コレを使いました。
OBD2コネクタと言われるコネクターを通して電源を供給する装置です。単4乾電池6本で作動しバッテリー交換作業中に電源を供給します。
ここでOBD2コネクタってなに?という疑問が生じますが、それについての説明は省略しますので、くわしく知りたい方はOBD2コネクタでぐぐってください。
OBD2コネクタについて
さて、この装置を買っても自分の車にOBD2コネクタがなければ使うことができません。と言ってもOBD2コネクタでぐぐった方はお分かりでしょうが、最近の車には必ずOBD2コネクタがあります。
まずは、自分の車のOBD2コネクタがどこにあるか探しましょう。
私の車(ミラカスタム)の場合は、ハンドルの下、アクセルの上あたりにありました。赤丸で囲んであるのがそれです。
だいたいこのあたりにあるので探してみましょう。
このコネクタに先ほどの装置を接続してバッテリー交換中の電源を供給します。
おっと、大事なことを説明するのを忘れていますね。新しいバッテリーを購入しなければ、バッテリー交換もクソもありませんね。
まずは、新しいバッテリーを購入しましょう。
バッテリーの購入について
自分の車にどのバッテリーが適合するのかを、取説をみて確認してください。
バッテリーはオートバックスやイエローハットなどのカー用品ショップで購入しても構いませんが、私は楽天市場で購入しました。
バッテリー交換で考えておかなければならないのは、古いバッテリーの処分です。
私が購入したショップは、廃バッテリーの回収まで含めたサービスで販売していたので、そちらで購入しました。
さてそれでは、作業を進めて行きましょう。
バッテリー交換の下準備
まず、バッテリーを外す準備をしていきます。
バッテリーの電極のコネクターを外す前に、バッテリーを固定している金具などを外していきましょう。
作業は、10mmのスパナやラチェットがあればできると思います。
バッテリーを外す準備ができたら、メモリーキーパーに電池を入れましょう。
バッテリーを外す準備をしてからメモリーキーパーに電池を入れる理由は、準備に手こずっている間に電池が消耗することを防ぐためです。
メモリーキーパーの接続
メモリーキーパーに電池を入れたら、OBD2コネクタにメモリーキーパーを接続します。
OBD2コネクタにメモリーキーパーを接続したら、メモリーキーパーのまん中のインジゲータが点灯し、バッテリーが接続されている状態を示します。
説明しませんでしたが、左のインジゲータは電池を入れたら点灯します。点灯していなかったら電池がうまく装填できていないということです。
メモリーキーパーをOBD2コネクタに接続したら、バッテリー交換中に見えるようにダッシュボードなどに置きましょう。
では、バッテリーのケーブルを外していきましょう。
ケーブルを外す時は、10mmのスパナやラチェットを使います。
バッテリーケーブルの取り外しはマイナスから
ここで最重要ポイント!
ケーブルを外す時は必ず、マイナス側を先に外して、次にプラス側を外します。これはぜったいに間違えないでください!
↓マイナス側を外します。
↓プラス側を外します(プラス側には赤いカバーがしてあります)。
ケーブルを取り外せたら、バッテリーを下します。
バッテリーを下したら、メモリーキーパーのまん中のインジゲータが消え、右のインジゲータが点灯し、電源を供給していることを示します。
次は新しいバッテリーを乗せてケーブルを接続していきます。
バッテリーケーブルの取り付けはプラスから
ここでのポイントは、外した時の逆でプラス側を先に取り付け、マイナス側を後に取り付けます。
↓プラス側を取り付けます。
↓マイナス側を取り付けます
ケーブルの取り付けが完了してバッテリーがうまく接続されると、メモリーキーパーの右のインジゲータが消灯し、真ん中のインジゲータが点灯します。
ここまでできたらメモリーキーパーは外して構いません。
あとは、バッテリーの固定金具をもと通りに固定して作業終了です。
面倒に思えるかもしれませんが、作業自体は10分ほどあればできる作業なので、トライしてみてはいかがでしょうか。