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社会福祉士レポート実例 現代社会と福祉 現代社会の変化と福祉について述べなさい

社会福祉士通信レポート実例 現代社会と福祉

 

 私が、社会福祉士国家試験受験資格取得のために受講した社会福祉士一般養成課程(通信課程)で、実際に提出したレポートです。

 『現代社会と福祉』の課題、「現代社会の変化と福祉について述べなさい」(2018年5月)。

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科目名/現代社会と福祉

課題/現代社会の変化と福祉について述べなさい

点数/85点 評価/優 

 現在のわが国の福祉を考えるうえで重要な社会変化について、①人口、②労働、③家族という三つの観点から、相関性を考える。
 ①人口の変化:伝統的社会は多産多死で、人口の年齢構成はピラミッド形状であった。
 近代化により、医療が発達、公衆衛生が改善され、有病率や死亡率が低下するようになる。結果、多産少死へと転換、老年人口に比べて年少人口の割合が非常に高い社会となる。
 多産少死があるところまで行くと、少産少死へと人口のあり方が変わってくる。生活水準の上昇、ライフスタイルの変化、避妊技術の発達などにより出生率が低下する。結果、子どもが減り、高齢者の人口割合が増加する。
 わが国では、1970年に高齢化率が7%となる。1994年には14%、2005年には20%を越え世界一となり、現在は超高齢社会と呼ばれる。
 高齢化だけではなく出生率の低下も大きな意味を持つ。2010年以降、総人口が減少しており、人口減少社会の中にある。
 ②労働の変化:わが国では、農業社会から1960年代以降は、都市化社会、工業化社会へと転換。工業労働人口が増加し、失業率の低い、完全雇用の状態が安定的に継続していた。
 1990年代以降、我が国でも失業率の増加が目立つようになる。さらに、グローバル化、ポスト産業社会の影響などにより、雇用が流動化。結果、雇用調整が必要となり、正規雇用から非正規雇用に雇用形態が変化している。
 現在では、完全雇用を前提とした生活設計を考えにくくなってきている。
 ③家族の変化:家族をめぐる変化は、人々の意識の面と家族形態の面から捉えられる。
 意識の面では、1979年の調査で、「夫が外で働き、妻は専業主婦として家事や子育てに専念する」という、「男性稼ぎ主モデル」に賛成する人が7割以上だったが、2004年には賛成と反対の割合が逆転している。
 また、形態の面では、2007年の調査で、「雇用者の共働き世帯」が1013万世帯、「男性雇用者と妻からなる世帯」は851万世帯と、共働き世帯の割合が多くなっている。
 さらに、扶養意識について、かつての伝統的な社会では、高齢者の扶養は同居する家族が行うのが当然と考えられていた。しかし、1992年の調査では、老後生活を子どもたちに「たよらないつもり」と考える人々が6割、「たよるつもり」は2割に満たない。
 さて現代は、1900年代後半の、コンピューターを用いて機械の「自動化」ができるようになった第三次産業革命に次いで、第四次産業革命といわれている。IoTやAIによるデータ収集や解析技術が進み、人間からの指示が無くても機械が自ら動く「自律化」が進む。
 第四次産業革命の進展は、生産、販売、消費といった経済活動に加え、健康、医療、公共サービス等の幅広い分野や、働き方、ライフスタイルにも影響を与えると考えられる。
 こうした社会変動を前提に、福祉政策を考えなければならないのが現在の姿なのである。

〈参考文献〉
『現代社会と福祉』 中央法規出版
『日本経済2016-2017』 内閣府

〈次回予告〉
『相談援助の基盤と専門職』社会福祉士の役割と意義について述べなさい

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