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社会福祉士レポート実例 相談援助演習 ソーシャルワークにおけるコミュニケーション技法について述べなさい

社会福祉士通信レポート実例 相談援助演習

 私が、社会福祉士国家試験受験資格取得のために受講した社会福祉士一般養成課程(通信課程)で、実際に提出したレポートです。
 『相談援助演習』の課題、「ソーシャルワークにおけるコミュニケーション技法について述べなさい」(2018年10月)

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科目名/相談援助演習

課題/ソーシャルワークにおけるコミュニケーション技法について述べなさい

点数/80点 評価/優

 ソーシャルワークは、支援者である「私」と、支援を必要としている「相手」との関係の上に成り立っている。置かれている立場は異なるものの、対等な関係であることが望ましいのは言うまでもない。ソーシャルワークにおいてコミュニケーションを技法として意図的に用いることにより、ソーシャルワーカーはクライエントの望んでいる考えや気持ちを理解し、クライエントもソーシャルワーカーの考えを理解し信頼関係を構築していく。
 コミュニケーションには大別して、言葉による言語的メッセージと、言葉によらない非言語的メッセージがある。非言語的メッセージには、身振り手振り、アイコンタクト、位置や姿勢のとり方など多様なものがある。また、言葉の強弱や長短、声の抑揚など言語に伴うものは、言葉で伝えられる内容にメッセージを加えるものなので準言語的メッセージという。二者間のコミュニケーションでは、言葉そのもので伝達される情報量より、背景にある準言語的・非言語的メッセージがより多くの情報を伝達すると言われている。非言語的メッセージを介して伝わる情報の特徴は、主として関係性に関するものであり、言語的な交流が難しいクライエントとの間でも専門的援助関係を築くことが可能になる。非言語的メッセージと言語的メッセージが矛盾している場合、非言語的メッセージの方が大きい効果を与える。本来の意味を超えて伝わるメッセージをメタ・メッセージとう。専門的援助の場面ではメッセージ(言葉)とメタ・メッセージは一致していることが求められる。
 ソーシャルワーク実践におけるコミュニケーションの目的には、①ラポールの形成、②クライエントからの情報収集、③クライエントへの説明があり、これらは個々に独立した要素ではなく、連続的、相補的な関係にある。これらの目的を実現するために、アイビイ,A.が提唱したマイクロカウンセリングの考え方が非常に有効である。アイビイ,A.は、クライエントと援助者のコミュニケーションを確立し効果的な面接を行うための基本的な態度を、「かかわり行動」として位置づけた。その多くは、言葉によらない非言語的メッセージとして、両者の間に取り交わされるものであり、具体的には以下の6つのことをいう。
①場所・時間:面接する場所の配色、イスや机の配置、騒がしさなど全てのことがクライエントの気持ちや面接の雰囲気に影響を与える。②位置、距離:クライエントと接する時、互いに緊張しない位置、距離を選択することが望まれる。③表情、視線:互いの印象を形成するのは、顔の表情、視線が重要な要素となる。④身体言語(ジェスチャ):身振り手振り、癖などに表される非言語的メッセージである。⑤言葉遣い、声の調子(抑揚):発せられる言葉に伴って伝わる重要な準言語的メッセージである。⑥言語的追跡:相手の話について行く態度のことである。話の流れを読み傾聴の基本となる態度ともいえる。以上

〈参考文献〉
『相談援助演習』 中央法規出版
『現代福祉学入門』 杉山博昭 時潮社
『社会福祉を学ぶ』 山田美津子・稲葉光彦 編 みらい

 

〈次回予告〉
『現代社会と福祉』福祉サービスと援助活動について述べなさい

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