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社会福祉士レポート実例 相談援助の理論と方法 相談援助のための面接技術に付いて論じなさい 述べなさい

社会福祉士通信レポート実例 相談援助の理論と方法

 私が、社会福祉士国家試験受験資格取得のために受講した社会福祉士一般養成課程(通信課程)で、実際に提出したレポートです。
 『相談援助の理論と方法』の課題、「相談援助のための面接技術に付いて論じなさい」(2019年7月)

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科目名/相談援助の理論と方法

課題/相談援助のための面接技術に付いて論じなさい

点数/85点 評価/優

 面接で必要な、援助者としての姿勢の基本は、傾聴、共感、支持であることは言うまでもない。援助者は、クライエントに支持的態度を示しながら、ラポールを築き上げていく。
 傾聴は、意識を集中させ、クライエントの語ることを聴くということであるが、聴いていることをクライエントに伝えることも含む。
 共感は、クライエントの感情を、援助者が自分の感情において理解すること、解ろうとすることである。面接においては、感情を共感的に理解し、理解しようとしていることをクライエントに伝えることが不可欠である。
 支持は、クライエントを精神的に支えることである。クライエントのストレングスや肯定的側面に焦点を当て、援助者がクライエントを支えていることを示し続けることである。
 面接は情報を得るだけではなく、関係性を築く方法でもある。援助者はクライエントへの共感、支持、理解などをクライエントに表現する。その一方で、クライエントから様々なメッセージを読み取ることが求められる。
 具体的な言語的コミュニケーションによる面接の技法として、次のようなものがある。
 ①励まし:クライエントの話にうなずいたり相槌を打ったりして、傾聴の姿勢を伝える。②繰り返し:相手の言葉を繰り返すことで、クライエントからのメッセージを共有することに役立つ。③言い換え:クライエントの話した内容を、趣旨を変えずに援助者の言葉で言い換えて返す。援助者がクライエントの話を理解していると伝えたり、話を誤って理解していた場合に気付くこともできる。④感情の反映:クライエントの感情に焦点を当て、それを言葉にして返すこと。話した体験に共感できたことを言葉にして、「つらかったでしょうね」などと返す。⑤明確化:クライエントの話の内容や感情がはっきりしない場合や十分に理解できない場合に、より詳しく明確に表現するように促す。⑥アイメッセージ:「私はこう思います」などと援助者を主語にした言い方をする。⑦要約:面接の最後などに話の要点をクライエントに伝え返す。⑧オープンクエスチョン:クライエントが自由に語ることができるよう促す役割を持つ。⑨クローズドクエスチョン:特定の必要な情報を与えてくれる。事実確認を行う際に役立つ。
 援助者は、言語的コミュニケーションだけではなく、表情や身振りなどの非言語的なコミュニケーションにも注意を傾ける。クライエントがどんな考えや感情を持っているのかについて考察し、援助に当たる必要がある。
 さらに、援助者自身の見方や解釈の仕方を覚知しておく必要がある。先入観や予見を排し、客観的にクライエントやその環境を観察できるように留意することが求められる。
 面接は、援助者がクライエントのことを知るとともに、クライエントが援助者の姿勢を確認する機会でもある。互いの必要な情報収集の場であると同時に、援助者とクライエントが援助関係を構築するプロセスなのである。

〈参考文献〉
『相談援助の理論と方法Ⅰ』 中央法規出版
『社会福祉学習双書 社会福祉援助技術論Ⅱ』 全社協
『社会福祉士ワークノート』 ユーキャン学び出版

〈次回予告〉
『福祉行財政と福祉計画』福祉財政について述べなさい

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