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社会福祉士レポート見本 相談援助の理論と方法 相談援助のためのアウトリーチの必要性と方法について述べなさい

社会福祉士レポート見本 相談援助の理論と方法

 このレポートは実際に提出したレポートではありません。
 このブログのために書いた架空のレポートです。

 実際に提出したレポートではありませんので、このレポートでどんな評価を受けられるかはわかりません。

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 1200文字のレポートを想定して書いています。
 レポートに取り組まれている方の参考になればと、書いてみました。
 よかったらごらんください。

科目名/相談援助の理論と方法

課題/相談援助のためのアウトリーチの必要性と方法について述べなさい。

 アウトリーチとは、ソーシャルワーカーが持ち込まれる相談を待つのではなく、問題を抱えた人がいる生活空間や地域社会に出向き、相談援助サービスを提供することである。
 対象は、福祉サービスの利用に不安を感じている人や、否定的な感情を持っているために自ら援助者とかかわることを拒絶している人などの「近接困難な人」や、援助を必要としながらもその事を認識していない人、利用方法がわからないでいる人などである。
 こうした自ら援助を求めてこないクライエントは、申請主義の中では援助に結びつかない。また、彼らは社会的に孤立しており、インフォーマルな支援ネットワークを持っていなかったり、持っていても脆弱であるため、生活の維持に必要な諸資源を得ることが困難であることも多い。こうしたクライエントを見つけ、援助関係を結んでいくことはソーシャルワーク実践の重要な課題のひとつである。
 アウトリーチは、単に援助を求めない人を諸資源に結びつけるということに留まらない。
 自ら援助を求めようとしないクライエントの動機づけを高めることで、サービス利用や問題解決行動を促すための援助技術を含むものである。また、その対象は、自ら援助を求めようとしない個人やその家族だけではなく、彼らの周囲に居る地域住民や地域社会そのもの、あるいは関係機関までも含むものである。さらに個人や家族に対して発見・関係づくり・情報提供・動機づけを高めるサービス提供を行うこととともに、彼らを取り巻くシステムに対してケース発見や支援を行うことのできるネットワーク構築までを含むものである。
 アウトリーチには次のような方法がある。
◆アグレッシブ・ケースワーク:問題やニーズを抱えているにもかかわらず、問題の解決やニーズを充足することができない人々に対して、援助者の方から積極的にかかわろうとしていくケースワークの手法である。
 地域に出向き、そうしたクライエントを発見した場合、ワーカーは、クライエントに積極的に働きかけ援助過程へと導いていく。その際、援助者側からの問題意識としてではなく、クライエントが感じている問題に焦点を当て、共感していくスタンスが不可欠である。
◆包括的地域生活支援プログラム(ACT):重度の精神障害者の地域生活を支えるプログラムのひとつで、医師や看護師、ソーシャルワーカーなどからなるチームが利用者の生活の場に出向いて援助活動を行うことである。
 地域住民に対しては、地域の保健・医療・福祉のシステムを知らしめていくことが援助機関にアクセスする機会を高めることにつながる。また、ケース発見のネットワークを作ることも重要である。さらに、ケース発見後も他職種が共同してアウトリーチを行えるようなシステム構築を図ることも重要である。
 以上のようにアウトリーチは、地域の人々や地域そのものの実態に触れ、その状況を理解するうえで非常に重要なことなのである。

〈参考文献〉
『相談援助の理論と方法Ⅰ』 中央法規出版
『社会福祉士ワークノート』 ユーキャン学び出版

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