はじめちゃんの介護

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介護の仕事・職場の探し方 介護職の求人票の見方 介護職の給与について

介護の仕事・職場の探し方 介護職の給与について

 本日は、介護の仕事の探し方(良い職場の見つけ方)について綴ってみたいと思います。

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転職サイトへの誘導はありません

 はじめにお断りしておきます。
 こういった記事には、転職サイトへの誘導などがありがちです。この記事ではそのようなことはありませんのでご安心ください。

 さて、私はと言うと、介護職に就いてからは一度も転職したことはありません。9年間同じ事業所で勤めています。
 ということは、今の事業所にさほど不満があるわけではなく満足しているというわけです。

 大満足とはいかないにしても、大きな不満はなく、まずまず満足しています。

 介護の職場の選び方で、職場の風土や雰囲気については、見学や面接の時点での見極めは難しいと思います。
 残念ながらそれをお教えする事は私にはできません。

 この記事では、給与や待遇といったところ(主に給与)の見極め方について綴りたいと思います。

 なお、この記事の内容は私の主観です。「これを読んで実行して失敗した」と言われても責任は負いかねますので、あらかじめご了承ください。

給与の見方について「基本給」がいくらなのかを確認

 はじめに給与の見方についてです。

 求人票や求人誌・求人サイトなどの給与の表示の仕方には、「基本給」を表示しているものと各種手当などを含めた額(ここでは「総支給額」と言いましょう)を表示したものがあります。

 「基本給」と「総支給額」のどちらを重視すればよいかについてですが、私は「基本給」を重視するべきだと思います。

 介護職の場合の総支給額には、夜勤手当や資格手当、処遇改善加算などといった各種手当が含まれている場合があります。
 手当の有る無しや金額の多い少ないによって総支給額は変わってきますので、総支給額の表示では実際にいくら給与が支給されるのがはっきりとしません。
 勤めてみて給料をもらうと、考えていたより少なかったというケースもありますので注意が必要です。

 ですから、毎月の「基本給」がいったいいくらなのか、その他の手当などがいくら付くのか(付く見込みなのか)をしっかりと確認する必要があります。

総支給表示は上限を表示している可能性がある

 総支給表示の場合で、例えば、230,000円~などと表示されている場合があります。

 この場合の~(から)とは、23万円からスタートではなくて、23万円が基本給や各種手当を含めた上限である可能性があります。その可能性が高いです。
 23万円以上を期待して勤めてみたら大幅に少なかった、などという事もあるので注意が必要です。

 給与を見る時には、「基本給」が表示されているか、されていない場合は基本給がいくらなのかをしっかりと確認する必要があります。

賞与(ボーナス)についての考え方

 次に、賞与(ボーナス)がいくらもらえるのか、という事も重要です。

 賞与は、求人票などには「4ヶ月分(昨年度実績)」というふうに表示されています。

 賞与は、「4ヶ月分(昨年度実績)」などと表示されるように、企業の業績により支給されるという性質があります。
 極端な話をすると、企業の業績が悪い場合は賞与の支給が無いということも考えられます。

 また、賞与の昨年度実績というのは、その会社が従業員に支給した賞与の平均的実績の事であり、新入社員に対して必ずその額が支給されるとは限りません。

 介護保険事業の場合、毎年業績が著しく変わるという事は考えにくいです。だからといって賞与をあてにし過ぎると失敗する可能性があります。

基本給と賞与の何を重視するか

 「基本給が高くて賞与が多い」そんな会社を選べば良いという事は言うまでもありません。
 しかし、前述のとおり賞与は必ず支給されるという性質のものではありません。
 ですから、賞与の多さ、賞与表示の多さに惑わされないようにしなければなりません。

 では、「基本給が高く賞与が少ない」会社と「基本給が低く賞与が多い」会社ではどちらを選ぶのが良いでしょうか?

例えば、基本給が14万円、賞与が年間4ヶ月分の会社では、
14万円×(12+4)月=224万円(年収)となります。

基本給が16万円、賞与が年間2ヶ月分の会社ではどうでしょう
16万円×(12+2)月=224万円(年収)となります。

どちらも同額になりましたね。

 繰り返しますが、賞与は会社の業績により支給されるという性質があります。必ず支給されると保障されているものではありません。

 基本給と賞与を見る時には、基本給と賞与のバランスを見る必要があります。
 そして、年収が同じくらいになりそうなら、基本給の高い方を選んだ方が良いでしょう。

 ちなみに上記の年収の例は、9年前に私が介護職で就活をしていた時の実例です。
 基本給14万円で賞与が4ヶ月分の特養(特別養護老人ホーム)と、基本給16万円で賞与が2ヶ月の有料老人ホーム(今勤めている会社)を比較して、今の会社をえらびました。

 基本給は、よほどの不祥事でも起こさない限り簡単に減額されるものではありません。基本的には毎年昇給していくものです。(昇給については追って書きたいと思っています)

 賞与の表示に惑わされないように、賃金のベースとなる基本給の高い会社を選ぶことを私はオススメします。

次回は処遇改善加算について

 ここまでは給与の基本的な話でした。
 今日のところはこのくらいにしまして、次回は介護の仕事ならではの話し、「処遇改善加算」についての話を書きたいと思います。

 それではまた次回に

 次回の記事はこちら

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