この記事は、以前に書いたブログ『介護の仕事・職場の探し方』のまとめ記事です。
最初にお断りしておきます。
転職サイトへの誘導はありませんのでご安心ください。
介護の仕事・職場の探し方 大切なこと4つ
その① 求人票の見方 介護職の給与について
求人票を見る時は、「基本給がいくらなのか」を確認することが大切です。
各種手当などが含まれた金額(総支給額)も大切ではあります。しかし、手当は必ず支給されることが約束されているものではありません。
例えば、標準的な夜勤手当を含んだ金額が表示されている場合があります。
ところが、実際に勤めて見たら「思っていたより夜勤の回数が少なくて夜勤手当が少なくなった」とか、そもそも「夜勤をやらせてもらえなかった」ということも考えられます。
ですので、基本給がいくらなのかを重視して、基本給がより高額な職場を選ぶことをオススメします。
基本給を高く設定している会社は、それだけ職員の生活の基本を大切にしてくれている職場だと思います。
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その② 処遇改善加算について気を付けなければならないこと
介護の仕事をやったことの無い方にとって「処遇改善加算」という言葉は耳慣れない言葉だと思います。
ざっくりというと、介護職員の賃金の改善を目的に、事業所が請求する介護報酬に加算されるものです。
処遇改善加算は、介護職員の処遇改善の目的でしか使うことができませんから、それは介護職の賃金に直結するものです。
処遇改善加算は、どこの事業所でも取れるわけではなくて、処遇改善加算の算定要件を満たした事業所しか取ることができません。
算定の要件には何種類かあり、処遇改善加算Ⅰが、最も高い算定率となっています。
つまり、処遇改善加算Ⅰを取っている事業所は、取っていない事業所と比べて従業員の処遇改善について真摯に取り組んでいる事業所と言えます。
事業所が処遇改善加算Ⅰを取っているかどうか、必ず確認することをオススメします。
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その③ 処遇改善加算がどのように付与されるか
上記の処遇改善加算ですが、従業員への給付方法は事業所に委ねられています。
基本給の水準を引き上げる事業所、手当として給付する事業所、賞与に上乗せして給付する事業所、それらを併用して給付する事業所と様々です。
どの方法で給付するのがよいかについて私は、基本給の水準の引き上げに使われるのがよいと思います。
その①でも言ったとおり、手当や賞与などは必ず支給されるとは限らないからです。
処遇改善加算という制度そのものが無くなる可能性もあります。
基本給は、何か不祥事でも起こさないかぎり、簡単に引き下げることはできません。
だから、処遇改善加算は基本給の水準の引き上げに使われるのがよいと思います。
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その④ キャリヤパス制度や昇給の仕組みなどについて
処遇改善加算Ⅰを算定するためには、従業員の成長や昇給の仕組みを整備し、それを従業員に周知しなければなりません。
逆に言うと、処遇改善加算Ⅰを算定している事業所には、それが整備されているということです。
自身の勤め先のそれをしっかりと確認し、何を・いつまでに・どのようにしたらステップアップできるのか、をしっかりと確認しましょう。
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